白藤幼稚園

私たちは生きる力をほとけさまの智慧と慈悲の心から学びます。

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み仏の光に照らされて

      2016/05/01

3月15日(木)

副園長 土岐 環

「死んだらどこへ行くの?」幼い子どものこの深い質問に「お星様になるんだよ」「風になっていつも側にいるよ」と答えた方も多いことでしょう。

二月。お参りの折、涅槃会について聞きました。ご存知の通り「涅槃会」は、お釈迦様がお亡くなりになられた日のお参りです。
「お花まつり」(お釈迦様のお誕生日)に甘茶をかけ、お参りをした子ども達。
お誕生日のお祝いは自然に理解できますが、ご命日はどうでしょう。
「悲しい日だけど、仏様になられた日でもあります。
その日からは、仏様になって皆を見守って下さっているんだよ。」とお話しました。

「仏様になって見守って下さる」ってどういうことでしょう。
仏様は、お願いを叶えてくれる存在ではありません。逆に、悪い事をして罰を与えることもありません。一緒に考えて下さって、私達の心に力を与えて下さる存在であると思います。
私は「もう、だめだ・・・」と挫けそうになった時、亡き母の姿が想い出されました。何も言葉をかけてくれる訳ではないけれど、私達姉妹に洋服を作る為ミシンをかけている母・陽だまりで裁縫をしていた姿・・
側にいてくれているような気持ちになり、最後までやり遂げる事が出来ました。
反省する時、母の悲しむ顔が心に浮かびます。「これでいいんだよね」
自分に問いかける時、頷いてくれたような安心感・・・。
私達を慈悲の心で育ててくれた身近な人は、亡くなっても仏様となって私達を照らし続けて下さるのです。折に触れ、心に浮かぶ時「見守って下さっているんだ」と感じます。

卒園される皆さん ~ 卒園しても皆は、仏の子です。いつも身近に仏様を思って下さい。何かに迷った時、反省する時「仏様はどんなお顔をされるだろう」と心の中で考えてみてごらん。
優しい気持ちになれたり、きっと心に力が沸いてくるはずです。
他人を傷つけたり、自分に自信をなくす事もなくなるでしょう。
そして、このご縁で幼稚園に通われた皆さんは、どうぞ文頭の質問に「優しかった○○は、仏様になって、いつも見守って下さっているよ」と答えてあげていただきたいと思います。

 - 園長・副園長コラム